体操競技の過酷な練習風景…将来のメダリストを目指す中国の子供たち
今年のロンドンオリンピックで中国はアメリカに次いで2番目に多い、合計88個のメダルを獲得しました。体操競技においては金メダル5つを含む12個のメダルを獲得しています。
ちなみに2008年の北京五輪では金11個を含む合計18個、ダントツトップの体操王国と言って良いかもしれません。
世界の強豪を抑えてメダルを量産するには、子供の頃から血のにじむような特訓を重ね、並々ならぬ練習量が必要になります。
中国ではオリンピックで金メダルを獲得すると、50万元(約600万円)が報奨金として選手に与えられます。そのほか、企業や地方の行政機関から別途報奨金が出されるということで、少なく見積もっても100万元(約1200万円)以上は手にすることになります。中国の平均月収が650ドルほど(5万円ちょっと)と考えると、金メダルを取れば一気に大金持ちになれるということは明らかです。
そんな「オリンピックドリーム」を夢見て、子供たちを体操教室に通わせる親も少なくないようです。
しかし、まだあどけない表情をした幼い子供たちが血と涙にまみれながら過酷な練習に耐えている様子は、将来のメダルのためとは言え、切なさを感じてしまいます。
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